今日は朝からいいお天気でグッと寒い日になりました。これは、岐阜県と滋賀県の境にそびえ立つ『伊吹山』です。治療院から写したものです。ここが山に近いのがわかって戴けるでしょうか!?
この辺りは、この伊吹山に雪が積もると、山から吹き降ろす寒風「伊吹おろし」で一気に寒さが増します。小中高校の校歌にも出てきますよね。
私は愛知県稲沢市の出身で、やはり「伊吹おろし」「濃尾平野」という歌詞で育ち、伊吹山には遠からず親しんできましたが、ここに嫁いでもちょっとだけ馴染めないのが『伊吹さん』という呼び方。え~??『いぶきやま』でしょう!?何度言われても、どうも気持ち悪くて・・・どっちでもいいんですけどね
この「伊吹山」は昔から「薬の山」と言われ、ここにしか生えない薬草がたくさんあるそうです。
ご存知のかたもたくさんいらっしゃると思いますが、ここでひとつ雑学を!
春になると店頭に並ぶ「よもぎ餅」に使われるよもぎのスジスジ部分を取り除いてモシャモシャ部分だけを集めてある物がお灸の材料の「もぐさ」なんですねー。治療院で使っている「お灸」もこの伊吹山のよもぎから作られているんですよ
もともと「お灸」の治療は、皮膚にわざと火傷をさせて、そこを集中して治そうとする、人間の「自然治癒力」を使う治療方法なんですが、最近は「見た目」を気にして「火傷」にはならないけど温める効果がある『温灸』を使います。もぐさを直接肌に乗せるのではなく、もぐさの下に「筒」があって熱さはこの筒を通って肌に届くので、火傷にはなりません。
マッサージが「動」の治療なら、鍼灸は「静」の治療とでも表現するんでしょうか。体がどうにもダルイときなんかは、ゆっくりと穏やかに進む鍼灸治療はおススメです。よもぎのアロマ効果もあって、私は好きです♪生理前のイライラする時などに特におススメします♪