① | はじめにうつぶせで背骨のゆがみ、骨盤のゆがみ、全身の筋の張りの状態を診ます。 全身の状態を把握してから、患者様の最もつらい症状に関連した部位を中心に施術を組み立てます。 |
② |
マッサージ、指圧により表層の筋肉から徐々に深部の筋肉までコリをほぐすよう圧をゆっくりと入れていきます、 患者様が希望されれば強揉み、弱揉み、気持ちのよい、痛気持ちいい範囲で行います。 |
③ |
体全身の硬さを診ながら、筋肉のアンバランスをストレッチや関節の可動域を広げる運動を組み合わせながら少しづつ軽減していきます。 ストレッチや関節の可動域を広げる運動は、少し痛気持ちいいくらいの強さで行い、無理に伸ばしたり動かしたりいたしません。 |
④ |
骨盤のゆがみが強い患者様には、バキボキしないやさしいゆっくりとした刺激で骨盤を調整していきます。 |
⑤ |
最後に仰向けで後頭部をじっくりほぐし、顔面、頭部をジワーッとゆっくり押圧していきます。 仰向けの後頭部マッサージは頭痛、目の疲れ、首肩のコリが強い患者様には効果的です。 |
① |
松野治療院は刺鍼の臨床に則した筋肉、骨格、内臓の位置など解剖学をしっかり勉強し、気胸等の医療事故を決して起こさない安全性を最優先に治療を行なっています。 そのため、体のどの場所からどの方向にどれだけの深さではりを入れたら肺にあたって気胸が起きたり、延髄を損傷したりする可能性があるかを知っています。 その危険性を把握したうえで決して危険でない範囲内で最大の効果をあげるよう治療を行なっていきます。 |
② |
松野治療院は、硬くなってしまった筋肉に対してはりを打ちます。そして悪い筋肉を柔らかくすることにより、その筋肉内で圧迫され痛みを出していた神経の圧迫を解除し痛みを取ります。筋肉は、神経から電気パルス刺激により収縮しています。 悪い筋肉にはりを一本だけ打つよりもたくさん打った方が筋肉との接触面積が大きくなり電気伝導率が良くなり、収縮電気パルスを効率良く逃すことが出来るのです。 収縮電気パルスがなくなれば、筋肉収縮しなくなるので緩みます。 その筋肉内を通過していた神経の圧迫も解除されるので、痛みが消え、痛みがなければ再度収縮電気パルスが発生することもなくなるので、ますます血流が改善していくのです。 |
③ |
悪くなっている筋肉が表面であれば、もちろん深く刺す必要はありません。軽く表面をさするようなマッサージでも筋肉は緩みます。 しかし、痛みを出すような太い神経は体の奥、深部を走っています。 大事な血管、神経は簡単に損傷を受けないように、体の表面ではなく、深部を通ることにより守られるのです。 次に、なぜ深部の筋肉が硬くなりやすいかを説明します。 表面の筋肉は外気にさらされているので、筋肉が硬くなろうとしても圧力がかかりにくく、体の表面からアプローチするマッサージ等によりほぐすことも可能なので結果としてあまり重症になりにくいのです。 しかし深部の筋肉は表面から筋肉が積み重なった奥にあり、表面から揉むマッサージではなかなかほぐしづらく、下は硬い骨に挟まれ、圧力の逃げ場がなく、ますます硬くなって重症化しやすいのです。 そこには大事な血管、神経も通過しているので、深部の骨際の筋が硬く収縮することにより血管、神経が圧迫され、痛みを出したり、血流を阻害して冷え症になったりします。 |
④ |
松野治療院ではしっかり悪い筋肉にはりを入れます。そしてその効果は劇的に改善されることもしばしばです。 しかし、その時にはり独特のひびき(得気)というものを感じます。これは注射針で刺された時に感じるチクーッというものとは全くちがいます。 はりを打った直後はあまり何も感じないのですが、はりをゆっくり入れていき、悪い筋肉にはりが当たると、ズーンと体の奥にひびく感覚があります。 このひびき感は悪い筋肉にはりが当たった時に感じるもので中国ではこのひびきがなければ治療効果が悪いとされています。 |