夏休みが終わって、治療院横の通学路から子供たちの元気な声が聞こえています。今日は土曜日ですが登校日のようですね♪いいですね~子供の声って
さてさて、お子達、子育て中のみなさん、ご家族の皆さん、見守って下さる皆さん、皆さんに是非読んでいただきたい記事がありましたので、記事を貼り付けてみました。
中日新聞より
「学校行かない」は逃げじゃない
尾木直樹さん呼び掛け 中日新聞 2017/9/1 朝刊 より
夏休みが終わり、多くの学校で二学期が始まる九月一日は統計上、十八歳以下の子どもの自殺が一年で最も多い日だ。いじめなどの悩みを抱える子どもたちはどうすればいいのか。子どもの命を守るために、保護者や教員には何ができるのか。教育評論家の尾木直樹さん(70)に子ども、親、先生へのメッセージを聞いた。
一学期にいじめられたり、トラブルがあったりした子どもたちへ。今日、朝から頭痛がしたり、玄関で動けなくなったりしたら、学校へ行かなくていい。「緊急避難」してください。
ここで学校に行かないのは、逃げではありません。災害と同じように、命を守るために避難する正しい行動です。学校へ行かないことに後ろめたさを感じる必要はありません。
やましさを感じたとしても、命さえあれば後からなんとでも挽回できる。自分で命を落とすことだけは、してはいけません。
学校へ行かない時間は、例えばボランティア活動に参加したりして、新しい人間関係をつくることも大切です。自分の中で新しい目標を立ててください。図書館に行って興味を広げるのもいいでしょう。
保護者は今日、学校から帰ってきた子どもの様子に、特に気を配ってほしい。夏休みの間、のびやかに過ごしていた子が、学校で一学期と変わらず嫌な思いをすると、落差が大きくて、すごくしんどくなります。
帰ってきたら「どうだった?」「何かあったら言ってね」と、声をかけてほしい。そして元気なうちに「学校を休んでもいいんだよ」と言ってあげて。追い詰められ、判断力が落ちてからでは遅いのです。
自殺した後、周囲が「普段と変わらなかった」と言うことがありますが、そんなことはあり得ません。友人や祖父母など、誰かに「死にたい」とつぶやいたりしていたはずです。冗談めかしているかもしれませんが、聞いた人は親や先生に必ず相談してほしい。
先生たちは、一学期にあったいじめやトラブルが解決したと思っていても、被害、加害双方の子どもの顔色をしっかり見てください。被害者側には「先生は味方だ」と伝える。加害者側には「一学期のようなことをなくすためにどう考えていますか」と聞くと同時に「先生も全力で応援する」と伝えてください。
(井本拓志)